修行心得⑥ ~ なまるとは

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日本舞踊教室みやと美柳流の広報を担当している森川みよです。
今回も、美柳流初代宗家が「利休道歌」から抜粋して「修業心得」とした6首のお話です

|なまるとは手つゞき早く又おそく所々の揃はぬを言う


「なまるとは 手つづき早く 又おそく 所々の 揃はぬを言う」
直訳すると、早くなったり遅くなったり全体の流れが揃っていないお点前は美しくない、
という意味です。
覚えているところはどんどん進めるけれども、まだ不安なところは考え考えゆるりとした
所作になってしまう。そんな風に全体的な流れが揃っていないお点前は美しいとはいえない、
と詠っています。

「利休道歌」の1首なので、お点前について詠んでいるですが、色々なことに共通していると
思います。
例えば、自信があることはスムーズに進められても、自信のないことは頭の中で確認しながら
ゆっくりになってしまったり、また反対に、得意なことは注目を浴びるようにゆるやかに進めるのに、
苦手なことはごまかすようにササっと終わらせてしまったり……不自然な流れではあまり
魅力的とは
いえません。さりげなくできるということが、実はとても大変なことなのかもしれません。

|最後に

いかがでしたか。
ぼんやりしていると自分の得手不得手などによって自分本位に物事を進めてしまっていることに
なりかねません。常に気持ちに余裕をもって全体を見る力を身に付けていたいものです。
次回も引き続き、「修業心得」のお話です。

 

 

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